GP100におけるSMは「Maxwellの半分となったCUDA Core数+演算支援リソース強化」仕様に

 FP16は何に有効なのかというと,「8bitでは精度不足。しかし32bitでは品質過剰」というような,多様な計測デジタルデータの表現だ。具体的な例としてはハイダイナミックレンジ対応画像におけるピクセルデータや,各種センサーからの取得データなどが挙げられるだろう。
 そして,そうしたデータは機械学習(Machine Learning)用途で多用される。だからこそ,基調講演でNVIDIAの総帥たるJen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏は「GP100は機械学習に最適なGPUである」と訴求していたというわけなのだ。